The Shampoo Hat 「津田沼」

観てきました。本来は準夜勤務だったのですけど、無理やり前日に勤務を日勤と交代してもらい、夜の部を見てきました。

The Shampoo Hat 公式ホームページ

公演が始まる前から雑誌のインタビューなどで作・演出の赤堀さんが言っていましたが、「日常のだらだら続く感じ」が出ていて、盛り上がりに欠いた日常感をただひたすら見つめる感じがよかったと思います。
10年前と今現在の日常が交差し、今も昔もそんなにかわらない、という中で、一つだけ10年前の友人が死んでしまって、その時に交わしたどうでもいい約束に対する答えを最後に主人公は答えるのですが、それも答えにはなっていない・・・。「アメリカ」っぽいですね。シャンプーハットの舞台自体に根底に流れる雰囲気といいましょうか、日常感。
私は斗真が演技者。の「アメリカ」に出演する以前からシャンプーハットが好きで観ていたのですが、以前に彼氏を連れて行ったところ、「・・・何が面白いかわからない」と言われたことがあります。シャンプーハットの舞台に何か求めては駄目だよ(笑)。2時間弱の舞台を観つつ、「ああ明日そういえばこういうことしなきゃ・・・」とかどうでもいいことを思い出したりするだらだら感が大切なわけで、シャンプーハットの舞台は。
日常の日々、ずっと盛り上がってもいられません、ということですね。芝居というより、人の日常を覗き込んできた感じがあります。

今年は、あとは劇団M.O.P.と、五反田団ポツドールかな? 今月末には女子ボクシングを観にいきます。キャットファイトとか、女性が狭いハコで戦う姿は好きなので楽しみです。ウーマンリブ先生も当日券に並ぼうかと思っております。嵐の大ちゃんの舞台は、前作が「あずみ」のバクリ感がみえみえで舞台を観ながら激怒り&どうしようもない悲しさに襲われたために今回は不参加。あとどこかで観たいなーと思った舞台があったのですが、チラシ捨てちゃったんだよね〜。なんだったんだろう・・・。本でも舞台でもそうですが、そのときにメモっておかないと忘れちゃうことってあるよね。

百識は面白いけど、個人的には演技者。は残して欲しかったな・・・(ぼそっと)。演技者。みたいな実験的な番組が無くなってしまってつまんないですね。あと製作側の意図がなく客観的に(身近な題材で毎回違う脚本家が作品を書くということで)、新しい面白い脚本家を見つけるとしたら中学生日記だけという、日本本気で大丈夫? というこの状況はどんなもんなんでしょうか(笑)。いま小劇団ってあんまり注目されていないのかな? 面白いのが多いのに残念な話です。