医龍ゴッコ

急に胃に穴が開いた人(穿孔)の開腹洗浄を行ったのですが、普通に解けかけ・腐りかけ・腐っている食べ物とかを洗い流しました。さっきまで普通にご飯食べていた人だから普通に米粒とか残っていた。多分、胃潰瘍から穿孔を起こしたんでは? と思いましたが、ひょっとしたら釘でも間違って食べたんじゃないの? と内容物を探してみましたがありませんでした。つまんない話です。生理食塩水を10リットルぐらい使って洗浄しながら、わー、こんなの穴から外の内臓(てか腹くう)に入ったら大変!!! とウキウキしました。楽しかったよ〜。若い人の内臓はキレイなピンク色〜♪ でも潰瘍部分はどどめ色でした。わかりやすいねっ☆ なんか麻薬効きが悪くて術後せん妄とか起こしている様子で眠れなそうですけど、明日はがんばって離床(がすがす普通に歩かせる。飲食以外は普通に生活させる)しましょうね! 患者を労わるこころと離床とは別な話です(笑)。

そういえば、今日は他にも緊急に透析の必要のある患者(腎不全をおこした)がいたので、久々に機械を出してきて稼動したりしていました。うふふ、この機械動かせるのこの病院でも医師のほかには透析病院経験者の先輩の1人と私だけなんだー。動かしてみたくって他の病院に修行(てかバイトという)までしに行ったんだもん(笑)。私が動かす限り絶対に途中で止めたりミスらせたりしないわよ! いやー、毎週私が心を込めてメンテナンスしているから動きの良いこと! おほほのほ。


というような事を終業後に友人にメールしたら、「本気で楽しそうだね」と言われました。ええ、お仕事楽しいです。常に持つべきは前向きな志。いま見たいものは、梅毒(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)の第2期症状であるバラ疹です。梅毒による脳炎の痴呆症状は見たことあるんですけどね。バイト先で見たことのある同僚に、今度写真撮っておいてね、と頼んでみましたが、「診察受けているときに、『あ、ちょっとそのままで』と言って写真とるわけにはいかないからねー」と断られました。ある意味、この職場みんなずれてる(笑)。

「でもまあ、私たち(看護婦)も常日頃、ただの先生より、狭心症の先生だったらどんなにかわいいか…とか、先生が胃潰瘍だったらどんなに素敵だろうかとか、火傷したら…とか、骨折したら…とか、いろいろつい想像してしまうから…。 医療従事者ってそんなものでしょう?」

この中の犬童医院の看護婦さんが私の理想です。美人で可愛くて力持ちで有能で働き者で、スプラッタ大大大好きどーんと来い★ 一緒に全部治しましょー★ という超前向きな医療従事者の鏡です(笑)。