夜勤

夕方に突然運び込まれた患者さんは、血糖値1200mg/dl*1高血糖昏睡に陥っていました。血糖値が普通の測定器では測れないので、ためしに生理食塩水で倍に薄めて測定してみましたがそれでも測れませんでした。どれぐらい高血糖なんだか。しかし入院していたところでなんで高血糖昏睡ぐらい対応できないのかしらん?と申し送りサマリーを見てみたら、「持続点滴ポンプがないので対応できません」と書いてありました。持続点滴ポンプなんて高血糖昏睡にいつ使うんじゃい。たとえ持続インスリン点滴をするにしたって手動で十分だろうが。ついてきた医師も看護婦も説明が要領得ないし、サマリーに書いてある内容も訳わからないし*2。ちなみに患者さんは、6時間毎の血糖値測定とインスリン注射、生理食塩水を1000mlを手動で点滴して、それだけで朝には目を覚ましていました。あんなに忙しい夕方に救急車で担ぎ込むほどのレベルの患者だったのか? あー、病院て選ばなきゃいけないなー、と思いました。
一番怖い話は、職場の人には言ってないけど、そのバカ病院は私の親戚が院長なのです。そういや、その親戚は勉強熱心ではなかったのであんなやぶ病院の院長ぐらいしかできない、と他の親戚によく罵られていました。その時はスルーしてましたが、確かにこれなら罵りたい気分もよくわかるわ。

*1:健康な人は食後最高で100前後

*2:まとめてない上に、わけのわからん略語や、唐突に頭よさげに見せようと難しい略語を入れたりしていた。自分が理解できる単語を使って書いてください。余計に頭が悪く見えます