ばーちゃん

職場に認知症のばーちゃんがいて、なんせ認知症な訳ですから、他人にお構いなく昼に夜に叫んだり大声で歌ったりしてタイヘンなもので、このままでは同室の別のばーちゃんがノイローゼになりそうなので、認知症のばーちゃんを日中は車椅子に乗せて疲れさせるためにロビーで話し相手になってあげたりしています*1
んで、今日、相手をしながら記録を書いていると、腕をたたいてきたのでなんぞや? と顔を上げたら、必死に私のエプロンに入っている饅頭を指しているのですよ*2。それがわかったので、取り出して「食べる?」と聞いたらうんうん頷くので、そのしぐさがカワイイからいいやということであげてみました。にこにこ笑いながら包みを剥がすばーちゃんを眺めるのは至福のときだったわ…仕事の疲れも忘れたよ。
しかしその饅頭は栗が丸ごと一個入っていたために、ばーちゃんが饅頭を喉に詰まらせたのはナイショです。あわててお茶を飲ませて事なきを得ましたが…びびった。ばーちゃんは油断ならない…。

*1:でもばーちゃんは年相応の難聴もあるため、聞いてるんだか聞いてないんだかよくわからなく、会話は成立していない

*2:別の患者にもらった